深セン宝安国際空港は中国広東省深センに位置する空港で、香港国際空港と広州新白雲国際空港と並ぶ中国南部の三大空港の一つです。中国では6番目に大きな空港でハブ空港として知られています。2013年に完成した新ターミナルビルはマンタをイメージしており、上空から見るとユニークな形をしています。
深センはアジアのシリコンバレーとして知られており、中国の中でも開業率が圧倒的に高く、多くのベンチャー企業が集まっています。
人口1000万人以上のメガシティでありながら、その70%が20代から30代と若者が多く集まる都市でもあります。香港マカオにも近く、今後さらに注目される都市でしょう。
日本ー深セン便は関西国際空港から3便、成田空港から1便です。現在羽田・中部・新千歳・福岡からは便が出ておらず、日本から行くにはやや不便です。香港から近いため、香港を訪れた際に少しよってみるのも良いかもしれません。
※情報は2019年3月28日時点(曜日や時期により変動します)
関空-深セン便は、中国南方航空 ・深圳航空 ・海南航空の3社の航空会社が運航しています。
15:10発 18:20着 所要時間:4時間10分 15:15発 18:50着 所要時間:4時間35分 15:30発 18:55着 所要時間:4時間25分
19:30発 23:10着 所要時間:4時間25分 (深圳航空)
新ターミナルは、完成からまだ6年しか経過していないためとても綺麗です。施設内はおしゃれなつくりになっていて、他の空港とは一味違った印象を与えます。
新ターミナルが完成する前は第1ターミナル、第2ターミナルの2箇所が利用されていましたが、完成後は1つのターミナルのみとなっています。
ターミナルの各フロアは下記のようになっています。
1階:国際便の到着ロビー
2階:国内便の到着ロビーと手荷物の受け取り所
3階:国際便及び国内便の出発ロビー、出国手続きの取り扱い所
4階:国際便及び国内便の搭乗カウンター
5階:ショッピングエリア・レストラン
レストランは地元の中華料理店が多く、現地の食を堪能したい人には良いかもしれません。
もちろん、なじみのあるマクドナルドやスターバックス、セブンイレブンといったお店もあります。
各空港から中国へ行く際に、どこで両替するのが一番お得かをまとめてみました。(2019年3月28日現在)
成田・羽田空港→みずほ銀行(1元 16.67円)
関西国際空港→池田泉州銀行(1元 16.34円)
中部国際空港→三菱UFJ銀行(1元 16.68円)
福岡空港→福岡銀行(1元 16.78円)
レートは常に変動しているので当日のレート確認が必要です。また、基本的に日本の空港はレートが悪いため必要最低限だけ替えて、残りは現地で替えることをお薦めします。
市内の中心の「福田駅」まで30分で行くことができます。料金は8元(約130円※)と安価です。
空港から市内3方面へ送迎してくれるリムジンバス。料金は20~30元(約300〜500円※)とお手ごろです。しかし、30分おきの出発なので待つ可能性があります。所要時間は40分~1時間です。
赤色のタクシーは、深圳市内(南山、福田、羅湖、塩田)緑色のタクシーは、深セン郊外(宝安、龍華、光明、龍岡、坪山、大鵬)と行き先によって色が分かれているので注意しましょう。
市内まで30分から1時間で着き、料金は100元~200元(約1,600〜3,000円※)です。深夜時間や高速道路・渡橋利用、片道15キロ以上の場合はプラス料金がかかるので注意しましょう。
正規タクシーはナンバープレートは「京B」から始まり、フロントガラスに「営運証」「TAXI」のシールが貼ってあります。また、助手席の前に運転手の顔写真と会社名 が記載された「服務監督」カードがあるのでしかりと確認しましょう。
香港へ行く場合は片道約40分、料金295元で行くことができます。1日6往復のみの運行となっています。
マカオへは片道70分程度、料金181元で行くことができます。1時間に1-2往復前後の運行状況です。
深センから香港・マカオに行く際の注意点は、通貨が異なるということです。「元」が通貨である深センに対して香港・マカオは「香港ドル」なので注意が必要です。
キャッシュレス化が日本よりも進んでいる中国ですが、旅行中は交通手段での支払いや飲食店での支払いなど現金が必要なシーンも想定されます。
安心して旅行を楽しむ為にも、ある程度の現金を用意してからの渡航をオススメ致します。
マネーバンクでは、空港郵便局で受け取り可能な宅配両替サービスを提供していますので、是非ご活用ください。